名大祭エクストラステージレポート
2017年6月10日と6月11日に開催された第58回名大祭にて、大学生の自由研究は名大祭第3のステージである「エクストラステージ」を設置し、好き放題やりました。
その全貌をお伝えします。
名大祭でステージを設置したい場合、名大祭の実行委員会よりイントレを借りて立派なステージを組み立てることができます。
ただし借りられるのはパーツのみで、組み立てる労働力までは借りることはできません。
JP-act(アカペラサークル)も名大祭で毎年アカペラライブ用のステージを用意しています。彼らがイントレの組み立てを20人くらいでワイワイやっている一方で、僕たちは余裕もなく淡々としていたので建設現場のようでした。
雰囲気は労働みたいでも、4人で5〜6時間あれば組み立てることができるので、少人数でステージを用意したいという団体も安心です。(エクストラステージは前日16:00-20:00、当日8:00-10:00くらいで完成しました。)
ただし終わった後にワンカップを開けたくなります。
今回のエクストラステージは、初日(10日)の最初のプログラムである「開式(開祭)の儀」に合わせた、アステカ文明ライクな装飾になっています。
それでは名大祭エクストラステージのスケジュールにそって、やったことを紹介していきます。
エクストラステージがどんなステージなのか、については、名大祭パンフレットに記載されている紹介文の表現がすべてであると言えます。
エクストラステージオープニング企画。10日(土曜日)さいしょのプログラムです。
エスニックな音楽を鳴らしながら開祭の儀っぽいことをします。
心臓を取り出して祭壇に捧げたら終了です。
名大祭の成功を祈りました。
福引で1等を当ててみたいですよね。でも生きているうちに1等が当たることなんてほぼありません。この企画はそんな貴重な場面である、福引で1等が当たったときの喜びの瞬間を体験するという企画です。
ガラガラを回すと絶対に赤い玉が出てきてベルを鳴らされてヨーロッパ一周旅行のプレートを持たされて大声で「おめでとうございます!」と言われます。
20回くらいヨーロッパ一周旅行が当たりました。
まわりにいる人もちゃんと拍手をして「すごーい!」と言ってくれるので、1等が当たった人はうれしい気分になれたと思います。ヨーロッパへはいけませんが。
前にいる人が1等を当てて「くっそー」という気持ちにもならないので、この時間は無からただ喜だけが生み出されていて戦争の逆みたいでした。
カレーの三態(固体、液体、気体)を食べたいというメンバーアヤトがカレーを固体にして販売しました。カレーに三態があるのかという議論はさておいて。
つまりアイス状のカレーです。その場でレトルトカレーを凍らせるパフォーマンス付きです。
ひとつ200円です。
氷に塩を加えて一時的にカレー周辺の温度を0度以下にすることで、カレーを凍らせていきます。
なんとかカレーアイスは完成しましたが、調理者の手が凍傷になりその後の商品提供が不能になったため、終了しました。
2個のカレーアイスが売れました。
エクストラステージ1日目が終了したときにあまったカレーを凍らせて食べてみました。ちゃんと火を入れずに食べられるレトルトカレーを、さらに具が細かくアイスにした時に食べやすいキーマカレーを選んであります。
完全に食感はアイスキャンディで、口に入れた瞬間は味がカレーではありません。だんだんと口の中の体温で溶けてきてぬるいカレーの味になるのが不思議で、おもしろい体験ができます。
でも食べてるとだんだん塩辛くて気持ち悪くなってきます。1パックはかなりきついです。
小学生のころにやった、机の上の消しゴムを指で弾いて相手の消しゴムを落とす遊び「消しピン」をジャンボサイズでやるプログラム。
与えられたダンボールとガムテープを使って最強のダンボールを作り、その後試合(バトルロワイヤル)をしました。
それぞれ自分のターンに押す、殴る、蹴る等の方法でダンボールを移動させて相手のダンボールを落とし、最後まで残った人の勝ちです。
5人の参加者の作品です。ゴミみたいですがまだゴミではありません。(ステージから落ちるとゴミになります。)
メンバーイイムラが優勝しました。
優勝賞品はありません。
名古屋大学特殊音楽研究会のライブ。
ノイズと改造クラリネットの演奏です。
めずらしい音楽が聞けます。
名古屋大学宅録研究会のライブ。
メンバーがマイクスタンドと間違えて謎のスタンドを用意したので、マイクが垂直になって天を向いていました。申し訳ないです。
名古屋大学特殊音楽研究会と名古屋大学宅録研究会のライブは、僕が純粋に音楽を楽しんでいたのでこれと言って書くことがないです。
名大祭には他にもステージはありますし、教室等でもたくさんライブをやっていますが、エクストラステージに向きのライブもあっていいと思います。
「わた餓死」のかわりの、手相占いと悩み相談のプログラムです。
無料でそれなりの励ましをしてくれます。
企画名から見た目まで怪しさ満点なのに、ちゃんと女子がくるのが不思議です。
この日来たのもほとんど女子でした。
卒業文集を、個人名を伏せて勝手に読み上げるプログラム。
こどもの書く素直な文章がマイクの大音量で会場に響き渡ります。
たまにちょっと笑える作文が混ざってるのが卒業文集のいいところです。感動する内容のものもありました。文字で読むのと読み上げられるものを聞くのとではけっこう印象が違います。
小学校の文集だったので恥ずかしい内容のものはあまりありませんでした。
まだまだあります。次はエクストラステージ2日目の企画の紹介です。